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2007年09月18日
ブレスワーク - ホロトロピック Vol.1
2007年9月15日・16日に、エサレン研究所よりエレン・ワトソン女史を招いてブレスワーク「ホロトロピック」が奈良県で開催されました。
詳しい説明は省略しますが、ブレスワークとは通常よりもテンポの速い呼吸を繰り返すことで変性意識へ移行し、未完結の感情を再体験しながら飲み込んでいた感情を吐き出してしまおうとするものです。
毎年エレン女史を奈良に招いて、ムーヴメントやメディテーションなどのワークが開催され、そのつどわたしもワークに参加してきましたが、今回はこれまでに味わったことのない貴重な体験をすることができたので、覚え書きを兼ねてこのブログに書いておこうと思います。
★★★注意!★★★
ブレスワークは単独で行わないようにしてください!
必ず「ホロトロピック」に詳しい専門家(セラピスト)が開催しているワークショップに参加するようにしてください。
これから先、詳しくワークの状況を書きますが「ブレスワークはこうするんだよ」と指南する目的で書いているのではありません。
どのようなことがあっても一切責任を負いませんので、くれぐれも注意してください。
2007年9月15日(土)
まず午前中はダンス・ムーヴメントで体と心をほぐします。
エレン女史と一緒に来日したバショーさんが太鼓を叩き、そのリズムに合わせてみんなが踊ります。
踊りには基本的なスタイルは一切ありません。
どんな動きでもOKです。
とにかく身体全体の間接や筋肉を動かして、それぞれの感覚をじっくり感じ取ることにだけ集中します。
かっこがいいも悪いもありません。
身体が柔らかいだの硬いだのもありません。
一切の価値判断を捨て去って、ひたすら踊ります。
そうやって身体と心をほぐし終えたあと、いよいよホロトロピック・ワークを共にするパートナーを各自が選びます。
ちなみにホロトロピックはブリーザー(呼吸する人)とシッター(援助する人)の二人がペアになって行います。
ブリーザーをする人は、トランス状態に入ると吐く場合があるため昼食は抜きます。
ワークが終わるまでブリーザーが口にできるのは水のみです。
ブリーザーがどのような動きをするのか分からないので、安全のため床にエアーマットなどを敷き、その上に横たわります。
さらに、床を手で叩いたり足で蹴ったりすることもあるので、エアーマットの近くにクッションも置いておきます。
そして、ブリーザーとシッターそれぞれの注意事項と説明を聞いて、試しにみんなでブレスワークの練習をします。
その練習を二人とも終えたらいよいよ本番です。
初日はわたしがシッターで、パートナーがブリーザーになりました。
ブリーザーはエアーマットに横たわり、視界を遮るために目隠しをします。
シッターのわたしはブリーザーのすぐそばに座って開始の合図を待ちます。
やがて激しいテンポの音楽が鳴りまじめます。
いよいよブレスワークのスタートです!
ブリーザーはテンポに合わせて呼吸をします。
「ハッ・ハッ・ハッ・・・」という断続的な短い呼吸を続けます。
エレン女史の合図を受けて、シッターはブリーザーの額と腹に手のひらを優しく置いて呼吸を合わせます。
スタートしてから1時間は呼吸のペースを落とさない、眠らない、という指示を受けていたので、ペースが落ちたらブリーザーの耳元で「ハッ・ハッ・ハッ・・・」と息づかいをして早い呼吸を促します。
どれぐらい時間が経ったのか分かりませんが、しだいにブリーザーの手足がゴソゴソ動き始めました。
その様子をしばらく見守っていましたが、しばらくして突然ブリーザーが仰向けから俯せに姿勢を変え「痛い!痛い!」と訴えました。
どこが痛いのかを聞くと「両手・両足が痛い」と言います。
どのように痛いのかを聞くと「ビリビリして痛い!耐えられない!」と言います。
そこで通訳さんに声をかけてエレン女史に来ていただきました。
状況を聞いたエレン女史は、落ち着いた様子で周囲からクッションを集め、まずブリーザーの両肩あたりに2つクッションを置き、「これを手で叩きなさい」と指示します。
さらに、もう一つ大きなクッションをエレン女史が持ってブリーザーの足下に立ち、「これを足で蹴りなさい」と指示しました。
ブリーザーは指示に従って両手・両足でクッションを叩いたり蹴ったりします。
エレン女史は「もっと強く!呼吸は止めないで!」と指示します。
ブリーザーは少しずつ力を強めてクッションを叩きます。
その様子は、まるで幼い子供が寝転がって駄々をこねているような、そんなふうに見えました。
それをしばらく続けていくうちに痛みが取れたとブリーザーが報告しました。
エレン女史はブリーザーに「違和感はないか?」と聞き、それに対して「スッキリしました!」と答え、今回のセッションはこれで終了しました。

セッションを終えた人はブリーザー・シッター共に部屋の片隅に置かれた画用紙に曼陀羅を描きます。
セッションで経験したこと、感じたこと、イメージしたものをありのままに描きます。
この時わたしが描いたものが左の写真です。
ブリーザーの額に当てた右手が時折ビリビリッとした電気のようなものを感じて、それが右肩に到達すると肩から首筋にかけて硬直するような感覚を味わったので、雷のイナズマをイメージしてこのような絵になりました。
イナズマというと明るい光りで表現するものですが、この時は強い怒り・恐怖のようなものを感じたので、ベースを赤色にして、イナズマを黒色で表現しました。
オレンジ色と水色は、セッションを終えた時にブリーザーが言った「スッキリした!」という言葉から開放感のようなものを表しています。
ちなみに、ブリーザーが描いた曼陀羅は、幼い女の子がよく描く「お姫様」でした。
彼女いわく、どういうわけか子供の頃によく描いた「お姫様」の絵が浮かび上がってきたそうです。
この「お姫様」がその人にとって、どのような意味があるのか分かりません。
また、今はあえて分かる必要もないと思います。
いつの日かきっと、「あ!そういうことか!」と気づく時が来るでしょうから。
そして、みんなのセッションが終了した後、みんながサークルになって座り、シェアリングをします。
一人ひとりが描いた曼陀羅を見せながら、イメージしたものや感じたことを順番に話していきます。
そうやってシェアリングが終わったら、これで初日のワークは終了です。
ところで今回のシッター経験、正直言って残念だったなぁといった思い残しがあります。
というのも、エレン女史とブリーザーのやりとりをただ眺めていただけだったからです。
エレン女史が「もっと強く叩いて!蹴って!声を出して!」と言っているとき、わたしもどうしていいか分からないなりにも、ブリーザーの耳元で、「そう、その調子!ほらもっと強く!」と感情を出すように促すことぐらいはできたはず。
ブリーザーは終わった後、「スッキリしました!ありがとうございます!」と言ってくれたのですが、せっかく縁があってペアを組んだのだから、安心してありのままを表現できるように援助することもシッターの役目だったのではないかと思います。
今後もしブレスワークに参加する機会があれば、今回の経験を生かして、ブリーザーと一体感・信頼感を作れるようになろうと心に誓った今日このごろでした。
- by しんいち☆
- at 2007年09月18日 08:39
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