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2007年08月13日

せいいっぱいに生きよう

わたしは毎日、通勤に地下鉄を利用しています。
千日前線の小路駅を降りて、そこから徒歩で近鉄布施駅方面へ歩いていきます。
ちょうどその途中に、一見して民家のようなお寺があるのですが、お寺の玄関には小さな黒板が吊られており、その黒板に訓戒というか説法のような短い言葉が書かれています。
記憶に残っているものでは

『己の愚かさを知るものは賢く、愚かさを知らぬは愚かなり』
『他人に優しく、自分に厳しく』

というような言葉が書かれていました。
これらの言葉で不思議に思うのは、ちょうどその時々に自分が直面している問題点に関連していることです。
例えば、気持ちが少しばかり傲慢になっているときに『己の愚かさを知らぬは愚かなり』という言葉を読んで「ギクッ!?」としたり、という感じです。
ちなみに今週は次のような言葉が書いてありました。

『精いっぱいに生きよ。願われし命を』

この言葉を初めて見たとき、心の中にじんわりと染み込んでくるような感じがしました。
それから「よし!今できることから精一杯にがんばってみよう!」と気合が入ったものです。

人はみな、それぞれに希望を持って生きています。
しかし、どんなに頑張っても、どれだけ努力しても希望が叶わない、そんな経験を誰しも味わったことがあると思います。
カウンセラーをしているとはいえ、わたしも普通の人間。
同じような思いを何回も味わっています。
そのたびに「もう、ダメかな?」とか、「やっぱり無理だよな」とか、そうやってどんどん気持ちが下向きになったものです。
そんなときこそ『せいいっぱいに生きよう』という気持ちが大切なんだと思うのです。

人によっては、「精一杯にやってきたのに、これ以上まだ頑張らなきゃいけないのか?」と怒りすら感じたり、「今までやってきたのは何だったのか?」と過去を否定するような辛い気持ちになることもあるかも知れません。
この『せいいっぱいに生きよ』という言葉は、「まだまだ努力が足りない。もっと努力せよ」という短絡的な意味ではないと思うのです。
心にゆとりを作って今一度『目指しているもの』を見つめなおし、それが今の自分にとって適切な目標なのか?と自問してみる。
すると、理想と現実に大きなギャップが浮かび上がってくるかも知れません。
そのギャップを認めたうえで理想は理想として置いておき、その理想に近づくために今の自分にできることは何なのか?をじっくり検討することが大切なんだと思います。

今の自分に出来ること、やれることから精一杯にやってみようよ。
それが『精いっぱいに生きよ。願われし命を』につながるから。

猛暑が続いています。
熱中症を予防するためにも水分補給を忘れずに。

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